サブスクリプション設定・通信の取り込み・接続トラブル
Clashのよくある質問
設定、通信の取り込み、接続のどこに問題があるかを切り分けてから、該当する項目を変更しましょう。以下では4つのカテゴリ別に確認手順をまとめています。メニュー名はクライアントによって多少異なる場合があります。
基本知識
クライアント、コア、設定の役割を把握し、通信の取り込みに関する問題をノードの問題と混同しないようにしましょう。
Clashクライアント、mihomoコア、サブスクリプションの違いは?
クライアントは画面表示や設定管理、システム通信の取り込みを担当し、コアは接続の確立、ルールの判定、DNS処理を行います。mihomoはClash Metaから発展を続けるコアプロジェクトです。サブスクリプションは設定提供元が発行するリンクで、ノードやプロキシグループ、ルールなどが含まれる場合があります。クライアントをインストールしただけでは利用可能なノードは手に入りません。読み込む前に、提供元や有効期限、対応する設定形式を確認してください。
ルールモード・グローバルモード・DIRECTはどう使い分ける?
普段はルールモードを選び、ルール一覧の上から順に接続先のポリシーを判定するのがおすすめです。グローバルモードでは通常、コアに取り込まれた接続をグローバルプロキシグループに振り分けますが、そのグループでノードを選ぶ必要があります。DIRECTモードでは、コアに取り込まれた接続を直接接続します。モードが決めるのはコアでの通信処理方法であり、すべてのアプリがプロキシに接続されるわけではありません。システムプロキシやTUNが有効かどうかは、別途確認してください。
サブスクリプションリンクは複数のクライアントで使い回せる?
リンクの拡張子だけでは判断できません。クライアントによって、Clash YAML、特定のノードリンク、別のコア向け設定形式など、対応範囲が異なります。まず設定提供元のページでClash形式またはmihomo形式を選び、クライアントのインポート手順を確認してください。項目エラーが出たら、形式とコアの対応状況を確認しましょう。アクセス情報を含むサブスクリプションリンクを、信頼できないオンライン変換サービスに入力しないでください。
Clash for Windowsは開発終了後も使える?
インストール済みのものは引き続き動作する可能性がありますが、開発終了後はOSの変更やプロトコル更新への対応、問題の修正が行われません。新たに導入する場合は、現在もメンテナンスされているクライアントが適しています。移行前に設定をバックアップし、サブスクリプションを読み込んで、プロキシグループ、DNS、ポートの設定を確認しましょう。以前のクライアントの画面設定やサービス設定は、そのまま移行できないことがあります。新しいクライアントの動作を確認してから、旧クライアントのシステムプロキシと自動起動を無効にしてください。
サブスクリプションリンクやログをそのまま人に送っても大丈夫?
サブスクリプションリンクにはアクセス情報が含まれていることが多いため、機密情報として扱ってください。スクリーンショットやログを共有する前に、サブスクリプションURL、トークン、サーバーアドレス、公開する必要のないアクセス履歴を隠し、エラーの種類、発生時刻、関連設定だけを残します。リンクを公開してしまった場合は、設定提供元でリンクまたは認証情報を再発行し、クライアント側のサブスクリプションも更新してください。チャットのメッセージを削除しても、漏えいしたリンクが無効になるとは限りません。
インストールと設定
設定の読み込み、ポリシーの選択、通信の取り込みの順に進めます。システムプロキシとTUNは個別に動作を確認できます。
初回インストール後、サブスクリプションはどの順番で読み込む?
まず、インストーラーがOSとCPUアーキテクチャに合っているか確認します。次にクライアントの設定またはサブスクリプション画面を開き、リモートURLを追加して更新します。ダウンロード後に設定を選択し、プロキシ画面で各プロキシグループに利用可能なノードを割り当ててから、システムプロキシを有効にしてください。まずブラウザーで接続を確認し、必要に応じてTUNを設定します。サブスクリプションのダウンロード成功は、設定の有効化やプロキシグループのノード選択を意味するわけではありません。
TUNを有効にすると権限不足になる場合の対処法は?
まずクライアントのログで、具体的な権限エラーを確認します。Windowsではサービスモードのインストールや起動、または説明に従った管理者権限での実行が必要な場合があります。macOSでは補助コンポーネントの許可、Linuxではネットワーク管理に必要な権限設定が求められることがあります。実装はクライアントごとに異なります。許可を設定したら関連サービスを再起動し、仮想インターフェースとルートが作成されたか確認してください。権限設定の代わりに、システム保護機能を常時無効にするのは避けましょう。
システムプロキシを有効にしてもブラウザーがプロキシを使わないのはなぜ?
現在の設定が読み込まれ、コアが動作していること、システムプロキシのアドレスとクライアントの待ち受けポートが一致していることを確認します。続いて、ブラウザー独自のプロキシ設定や拡張機能、プロキシ除外リストを確認してください。ブラウザーの再起動が必要な場合もあります。設定の上書きを防ぐため、ほかのプロキシツールはいったん終了します。クライアントの接続画面を開いて新しいリクエストを送信し、対応する接続記録がなければ、ノードを何度も変更するのではなく、まず通信が取り込まれているか確認しましょう。
WindowsのUWPアプリが接続できない場合、ループバック免除が必要?
まず、対象アプリがループバック制限のあるアプリコンテナーで動作し、ローカルのプロキシポートに接続しようとしていることを確認します。クライアントにループバック免除ツールがある場合は、説明に従って必要な権限で起動し、対象のアプリだけに免除を設定してからアプリを再起動し、接続を試します。ストアアプリがすべて同じ制限を受けるわけではありません。TUNで通信を取り込む方法もありますが、権限の問題とルーティングの問題が混在しないよう、重複する接続方法は先に無効にしてください。
スマートフォンなどからPCのLANプロキシを使うには?
まず、接続する機器を同じ信頼できるLANに接続します。PCのクライアントでLAN接続を許可し、待ち受けアドレスとHTTPまたはmixedポートを確認してください。ほかの機器にはPCのLAN内アドレスと対応するポートを入力し、ループバックアドレスは指定しないでください。ファイアウォールで許可するのは信頼できるネットワークに限り、必要に応じてプロキシ認証を設定します。プロキシポートをインターネットに公開しないでください。ゲストネットワークの端末間通信制限、PCのスリープ、IPアドレスの変更も接続に影響します。
使い方のヒント
カスタムルールを保持し、実際に適用されたポリシーを確認し、起動設定と接続状態を分けてチェックしましょう。
サブスクリプション更新後に手動追加したルールが消えるのはなぜ?
リモートサブスクリプションの更新時に設定全体が再生成されることがあり、ダウンロードしたファイルを直接編集しても上書きされます。長期的に使うルールは、クライアントが対応するオーバーライド、マージ、拡張設定の機能に追加し、更新後も適用されることを確認してください。ルール追加時にはプロキシグループ名とルールの順序を確認し、より具体的な条件をフォールバックルールより前に配置します。保存後はエディター上のテキストだけでなく、実際に適用された設定も確認しましょう。
自動起動を有効にしたのに、起動後に接続できないのはなぜ?
クライアントの起動、設定の自動読み込み、システムプロキシの有効化、バックグラウンドサービスの起動は、それぞれ別の設定です。ログイン後にクライアントが実際に動作しているか、設定が選択されているか、プロキシグループが有効か、サブスクリプションの更新が必要かを順に確認します。TUNを使う場合は、サービスが起動していることも確認してください。起動時にネットワークが未接続なら、接続後に更新を再試行できます。複数のプロキシクライアントを同時に起動して解決しようとするのは避けましょう。
ブラウザーは接続できるのに、ターミナルのコマンドが直接接続になるのはなぜ?
多くのコマンドラインツールは、デスクトップ環境のシステムプロキシを自動では参照しません。クライアントが提供するターミナル用プロキシコマンドを使う方法もありますが、まずローカルアドレスとポート、ツールが対応するプロキシ方式を確認し、必要なターミナルセッションだけで環境変数を設定してください。ツール独自のプロキシ設定が環境変数より優先される場合もあります。設定後にリクエストを送り、接続記録を確認します。調査が終わったら一時設定を解除し、クライアント終了後も無効なポートを参照し続けないようにしましょう。
ノードのテストに成功するのに、実際のダウンロードが遅いのはなぜ?
疎通テストで分かるのはテスト先が応答することだけで、継続的な転送速度を示すものではありません。同じネットワークと同じ接続先で、直接接続とプロキシ接続を比較し、次に別のノードを試して改善するか確認します。接続画面でルールの適用結果を確認し、ダウンロード通信が想定したポリシーを通っているか確かめてください。Wi-Fiの状態、ほかのダウンロード、接続先サイトの速度制限にも注意します。DNS、プロトコル、ルートを同時に変更すると原因を特定しにくくなるため、変更は一度に一つにし、テスト時刻と結果を記録しましょう。
特定のサイトに適用されたルールを確認するには?
クライアントの接続画面を開き、対象アプリで新しい接続を開始して、接続先のドメインまたはアドレス、適用されたルール、最終的な出力ポリシーを確認します。設定を変更しても既存の接続には以前の経路が使われる場合があるため、必要に応じて対象アプリの接続を切って再試行してください。ドメインではなくアドレスだけが表示される場合は、DNSモードとアプリ側の名前解決方法も確認します。調査中だけログレベルを上げ、終わったら通常のレベルに戻し、アクセス履歴を含むログを削除してください。
トラブル対処
エラー内容を記録し、まず通常のネットワーク接続を確認してから、サブスクリプション、コア、アプリの順に調べます。設定は一度に一つだけ変更してください。
サブスクリプションの更新で期限切れ・401・403と表示されたら、何を確認する?
まず設定提供元でサブスクリプションの有効期限、リンクの再発行の有無、端末数やアクセス制限を確認してください。401や403は認証またはアクセス制御に関係することが多いものの、ステータスコードだけでは原因を特定できません。リンク全体をコピーし直し、空白や改行が混入していないか確認したうえで、システム時刻も確認します。設定ではなくログインページが返される場合は、正しいサブスクリプションURLを入手してください。公開の場で相談するときは、リンク全体を貼らないでください。
すべてのノードがタイムアウトする場合、ノード側とローカル側の問題を見分けるには?
まずプロキシを無効にして、通常のネットワーク接続が使えることを確認します。次にサブスクリプションにノードが含まれているか、現在のプロキシグループで誤ってREJECTを選んでいないか確認してください。起動するプロキシクライアントは一つだけにし、コアのログでDNS、認証、ハンドシェイクのエラーを確認して、システム時刻も確かめます。別のノードや利用可能な別のネットワークでも比較します。同じテスト先だけで失敗する場合は、テスト先自体も確認してください。すべてのノードが使えないとすぐに判断するのは避けましょう。
GeoIPやGeoSiteの更新に失敗したときの対処法は?
まずログを確認し、リソースのダウンロード失敗、保存先への書き込み権限、データ形式の不一致を切り分けます。設定で使われている地理データの方式を確認し、クライアントに対応した更新方法を利用してください。形式の異なるリソースは、ファイル名を変えるだけでは併用できません。ダウンロード先にアクセスできない場合は、クライアントのドキュメントに従って利用可能な取得方法を選びます。更新後は説明に従って設定を再読み込みするかコアを再起動し、ルールの適用記録で結果を確認してください。ファイルの更新日時だけで判断しないでください。
Clashを終了したらPCがネットにつながらない場合の復旧方法は?
まずシステムのネットワーク設定に、ローカルポートを指す手動プロキシが残っていないか確認し、無効にして再接続します。以前TUNを有効にしていた場合は、元のクライアントを再起動し、TUNとシステムプロキシを正常に無効にしてから終了してください。関連するバックグラウンドサービスが動作したままになっていないかも確認します。ブラウザー拡張機能、ターミナルの環境変数、ほかのツール独自のプロキシ設定も個別に解除してください。それでも復旧しない場合は、ログを見ながらDNSとルートを確認し、ネットワーク設定全体のリセットは避けましょう。
設定でポート使用中やDNS名前解決エラーが表示されたときの確認方法は?
ポートが使用中の場合は、まず占有しているプロセスを特定します。古いコアや別のプロキシツールが動作していることがよくあります。用途を確認してからプロセスを停止するか、クライアントの待ち受けポートを変更し、システムプロキシ側も同じポートに合わせてください。DNSエラーの場合は、通常のネットワーク接続と上流DNSサーバーへの到達性を確認し、設定の構文、名前解決ルール、TUNのDNS取り込み設定を調べます。システムプロセスをむやみに終了したり、複数箇所のDNS設定を一度に変更したりせず、一つずつ変更して再確認してください。